用語集

資金繰り(しきんぐり)

資金繰りとは、事業において売上収入・費用支出のやりくりはもとより資金の借入・返済・設備投資などあらゆる現預金の動きを予め計画立てて管理することである。通常、資金繰りは経営者にとって、最も重要な課題であり業務である。それは、端的にいえば資金が回らなくなると倒産してしまう危険があり、逆に資金さえ足りていればどれだけ赤字であろうが事業が倒れることはない。

資金繰りに頭を悩ます経営者は数多く、平成25年3月金融円滑化法終了により同法利用によるリスケをしていた40万社の中小企業が引き続き資金繰り問題を抱えており、そのうちの約6万社が倒産予備軍といわれている。資金繰りが難しいのは、経営悪化による売上低下や支払の変動など一定の見込みを立てながら適宜修正をかけつつ事前策を打っていく必要がある点である。さらには、事業拡大や売上増加による支払と入金サイトのずれでも資金ショートを起こす可能性がある。様々な要因に左右され成長と鈍化が織り交ざってくる事業運営は難易度を高め、この見込が読みづらくなるほど、資金繰りは困難を極めることになる。

資金繰りを失敗しないためには、必然的管理要素がある。

月次試算表による事業バランスの把握と傾向予測

現預金ベースの月次資金繰り表(収支表)による入金・支払のタイミング把握

適宜通帳等チェックにより月内の最大支払額が生じる日と通帳残高確認

銀行と良好な関係を保ち、一定の余裕資金の保有と取引を通じた与信構築によるリスクヘッジ