「銀行から見た自社評価」報告書

事業にとって銀行の存在は必要不可欠!

資金管理を計画的・持続的に機能させるために重要なウェイトを占めるのが金融機関=銀行の存在です。必要に応じて資金協力が得られる外部の存在はとても大切です。また、資金管理のレベルを高めていくとき、様々な外部情報の提供や資金繰りの定期確認も行ってくれる都合の良い存在になってくれます。銀行を味方にすることは事業継続の大きなポイントなのです。だからこそ、銀行対応は経営者にとって大事な任務であるし、これは別の人に任せっきりというわけにはいかない業務なのです。

銀行対応のイロハのイ!

「いつでも協力体制を取って貰える関係構築」を目指した銀行対応の第一歩は「銀行対応を始める前から始まっているのです!

Q 銀行対応の第一歩。まずは何から始めてみる?

まずなにをしていいのかわからない、そう思っている経営者の皆さんは結構多いと思います。関係づくりをどう表現していけばよいかということであり、それはまず自分を知っておかねば何も表現できません。自分を知るというのは事業における最低限の数字を頭に入れる必要があります。数字の苦手意識はなかなかとれるものではありませんが、こればかりは避けて通れないし、これを理解しておかないとお金の管理と直結するわけでとんでもないことにさえなってしまいます。

まず前提として今の自分の事業ステージを捉えておく必要があります。
具体的には業歴と売上や利益や資産といった会社規模を捉えてみます。そして次に現在お付き合いのある銀行があるかどうか、事業で使用している口座も含めて確認したいところです。まずは自社の貸借対照表および損益計算書3期分をしっかり捉えましょう。

銀行付き合いを始める前に。資金調達に必須!「銀行から見た自社評価」「自社評価を上げるコツ」

銀行格付けって?-

1 正常先に分類されているか

普段耳にすることはあまり無いかもしれませんが、銀行とお付き合いを始めると向こうサイドで必ず行われる与信管理のことです。与信とは、相手に対してどれだけ信用を与えるかということであり、端的にいえば相手をランク付けすることです。このランク付けは非公表であるため、どのように行われて、結果どのような格付けとなっているかを知らされることは通常ありません。
具体的な内容はここで多く説明しませんが、この銀行格付けは金融庁の金融検査マニュアルに定義されている「債務者区分」に準じて行われています。区分は6つに分かれており、通常問題なしと判断されるには「正常先」に判定されることが大きなポイントです。具体的な一例としてはつぎのとおりです。

債務者区分 定義
正常先 業況が良好であり、かつ、財務内容にも特段の問題がないと認められる債務者
要注意先 金利減免・棚上げを行っているなど貸出条件に問題のある債務者、元本返済若しくは利息支払いが事実上延滞しているなど履行状況に問題がある債務者のほか、業況が低調ないしは不安定な債務者又は財務内容に問題がある債務者など今後の管理に注意を要する債務者
要管理先 要管理債権とは、要注意先に対する債権のうち「3 カ月以上延滞債権(元金又は利息の支払が、約定支払日の翌日を起算日として3 カ月以上延滞している貸出債権)及び貸出条件緩和債権(経済的困難に陥った債務者の再建又は支援を図り、当該債権の回収を促進すること等を目的に、債務者に有利な一定の譲歩を与える約定条件の改定等を行った貸出債権)
破綻懸念先 現状、経営破綻の状況にはないが、経営難の状態にあり、経営改善計画等の進捗状況が芳しくなく、今後、経営破綻に陥る可能性が大きいと認められる債務者(金融機関等の支援継続中の債務者を含む)。具体的には、現状、事業を継続しているが、実質債務超過の状態に陥っており、業況が著しく低調で貸出金が延滞状態にあるなど元本及び利息の最終の回収について重大な懸念があり、従って損失の発生の可能性が高い状況で、今後、経営破綻に陥る可能性が大きいと認められる債務者
実質破綻先 法的・形式的な経営破綻の事実は発生していないものの、深刻な経営難の状態にあり、再建の見通しがない状況にあると認められるなど実質的に経営破綻に陥っている債務者をいう。具体的には、事業を形式的には継続しているが、財務内容において多額の不良資産を内包し、あるいは債務者の返済能力に比して明らかに過大な借入金が残存し、実質的に大幅な債務超過の状態に相当期間陥っており、事業好転の見通しがない状況、天災、事故、経済情勢の急変等により多大な損失を被り(あるいは、これらに類する事由が生じており)、再建の見通しがない状況で、元金又は利息について実質的に長期間延滞している債務者
破綻先 法的・形式的な経営破綻の事実が発生している債務者をいい、例えば、破産、清算、会社整理、会社更生民事再生、手形交換所の取引停止処分等の事由により経営破綻に陥っている債務者

「平成26年3月 金融検査マニュアル金融庁(一部省略)」

銀行格付けって?-

2 スコアリングで決まってくる

お金の貸し借りは信用に大きく影響します。友達であれば今までの関係が壊れかねないし、他人であれば信用がないからまず貸し借りはありえません。
銀行はこれが本業だから、他人であってもお金を貸してくれます、その判断材料として使われているものが「スコアリング」になります。
各銀行独自の方法を持っていてその手法自体は非公開であるが、このスコアリングにより格付けが決まってくるのです。

「スコアリング」はどうやるの?

スコアリングはいくつかの側面から総合的な返済能力を点数化していくようなことです。これは過去3年の数字を使用し銀行システムに入力してはじき出しています。獲得点数次第で銀行の対応も大きく変わることさえあり、その意味ではわかりやすい方法です。

銀行格付けって?-

3 本当の黒字か赤字か

返済能力を総合的に判断するうえで最も重要なポイントは「借りたお金を何年で返せるか」ということです。10年以内が良いとか20年超えるとアウトとかよく言われていますが、本質的には"本当の黒字化どうか"がまず基本判断になります。そのうえで"どれくらいの力があるか"ということになるのです。

銀行格付けって?-

4 人物とか業歴とかは影響なし?

スコアリングに多少影響はするけど、大きくは影響しないといわれていますが、実際はどうでしょうか。
点数上でいえば確かに大きく影響しないかもしれませんが、最終格付け判断においては決して影響は小さくないといっていいと思います。

関係構築のヒストリーがストーリーとなって支えてくれる

スコアリングは過去の結果である実績数値を中心にして求められるため、その意味では定性要因である項目がそこに大きく影響することはあまりありません。しかし、それぞれの数字に背景や意味が備わっていると、その数字の印象が変わってきます。そして結果算出される数値にも過去現在未来の中の今時点の数値となりストーリーが生まれてきます。結果としてこちらの状況をよく理解してもらえることにつながるのです。これは馬鹿に出来ません。直接的には無理だとしても、いろんな角度から協力しようと尽力してくれるのです。だから、そういった意味では、やはり数字だけではないと言えるのではないでしょうか。

資金調達を成功させる4つの要素―格付診断はその第1歩です!

当事務所は事業資金の継続的安定を実現するため4つのSTEPに分類、独自ノウハウに基づく支援を行います。
これらの基本を押さえて行動すれば、銀行の態応が変わります

銀行から見た自社の評価を報告書に仕上げます。

自社評価の予測は、決算資料等を基に当事務所独自のノウハウ・手法を用いて算出・検討します。アピールポイントや補強すべきポイントを整理できるので、資金調達や銀行対応の第一歩としてお使いいただけます。

当事務所は経済産業大臣認定の経営革新等支援機関ですので、各種支援に補助金や金利の減免など優遇制度が活用することができます。

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